はんなり工業地帯

【はんなり(副)】上品ではなやかなさま。ぱっと明るいさま。主に、関西地方でいう。-三省堂「大辞林」第三版

関金温泉 せきがね湯命館-暖冬の山陰①

2019年は全国的に暖冬だった。

それはこの北陸の地でも同様に、2年前の猛威ですべて雪を吐き出してしまったかのように穏やかな冬だった。

 

とはいえわたしの労働場は、冬が最も忙しい時期。

体は温浴、それから暖を求めていて、とにかく西に行きたいと思っていた。それでいて、温泉につかれる所。割ける期間は4日である。

おのづと2つの候補があがる。島根、それから紀伊半島……ただ、この帰省ラッシュ時、関西と中京の緩衝である紀伊にゆくとどうなるか、想像にたやすい。

というわけで、山陰を目指すことにする。学生時代に電車で何度か行っただけで、公共交通だけではこの地の魅力をはかり知るのが難しい、と思っていたために気になっていたのだった。

 

山陰へ

自宅→(北陸道)→敦賀jct→(舞若道)→福知山IC→(9号線)→鳥取西IC→(R9:山陰道)→北条IC→(R313→……)→関金温泉 せきがね湯命館

 

北陸から山陰となると、北近畿を横断する高速道がないため、京都・大阪経由となってしまいがちだが、ひどく遠回りになるのが嫌で、福知山を経由して鳥取を目指すことにした。

ただ、一桁国道とはいえ、街灯も民家もない丹後・但馬の山中は真っ暗で、先にも後にも車が見えず何度も後悔した。ただ幸いにも雪が無く、もし雪が積もっていたらと思うとぞっとする。それだけに、鳥取の繁栄が見えた時はやっと里へ帰ってくる心地がした。

米子まで通行無料の山陰自動車道はやはり使い勝手が良い。ただ、それでも通行量は少なく、この地の抱える現実を実感した。

 

関金温泉

実は、当初は湯命館でなく「関金温泉 関の湯公共浴場」に行く予定であった。

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ただ、着いた頃には時間ギリギリだったこと、それと、「共同温泉」は地元の施設だから、バタバタして管理人に迷惑を掛けるのを危惧してやめておいた。本当はリーズナブルで飾り気のない、シンプルな共同浴場が好きなんですが。

 

関金温泉 せきがね湯命館


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いい湯でした。クセはないけど、大きな浴槽にドバドバ湯が注ぎ込まれていくのは見ているだけで気持ちがいい。交代制で、この日は岩風呂だったけど、檜風呂が気になった。

なかには帰省客らしき姿も結構見えて、倉吉の人かなと思う。都市の近くにいいスパ温銭があるのは羨ましい限り

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大人一名 820円也。

もう少し安ければな。

 


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倉吉でラーメン。炭焼ちゃあしゅう大香房にて。

 

 

2019年12月30日

 

★暖冬の山陰

旅行期間:2019年12月30日~2020年1月2日